「パイ菓子」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか?
実は日本にはパイを使ったお菓子がたくさんあります。パイの実、チョコパイ、エンゼルパイ、源氏パイ。日本では、パイは甘いものに多く活用されてきました。サック作の記事にバターやチョコがじわりと染み出すあの感覚はもう中毒になりますよね。
パイの歴史は諸説ありますが、古代エジプトの「ウテン・ト」や中近東の「バクラバ」といったものがあり、 また古代ギリシャ・ローマ時代に始まったとされる、肉や果物を直火ではなく 素材の持ち味を逃がさないように小麦粉と油脂を合わせた生地に包んで焼いた、入れもとして始まったとされています。その後料理としてのパイが広まり、お菓子としてのパイが作られるようになりました。
日本最古のパイとして知られている「パスティ」発祥の地は長崎と言われております。パスティとは煮込んだ具材をお皿に入れ、パイ生地をのせてオーブンで焼いたパスティは、鎖国時代にオランダから伝わった南蛮料理の一つ。語源はポルトガル語の「PASTA」から来ており、パスティは長い歴史の中で長崎の郷土料理として独自の発展をとげ、現在に受け継がれています。
パイは和菓子よりも日持ちがするので、日本各地でのお土産品としてよく作られています。
この記事では、そんな甘々パイ菓子生産国、日本で古くから愛されている、老舗パイ銘菓を紹介します。
うなぎパイ|名古屋
名古屋も定番土産といえば、これ。うなぎパイ。うなぎみたいな形だからうなぎぱいなのかと思ったら、実はうなぎエキスがしっかり入ったお菓子だといるというのはあまり知られていないかもしれません。
老舗のメーカー春華堂より昭和三十六年に発売し、今では模倣品も出回る日本を代表する銘菓。バターと厳選された原料に、うなぎエキスに加え、ガーリックなどの調味料がブレンドされています。
春華堂の公式オンラインショップ、また各地域の百貨店などで販売されています。
うなぎパイミニというのも人気がある商品。
ちなみに、春華堂さんからこんな遊び心のあるグッズも販売されています。
落花生パイ|千葉
千葉といえば落花生が名産。そんな千葉産の落花生をふんだんに使用してパイに仕立てたのが「落花生パイ」。同製品を生み出した、オランダ家はジャパン・フード・セレクション金賞を受賞している、千葉県を代表する老舗のお菓子メーカー。
千葉県産の落花生とバターたっぷりのパイ生地に包んだ落花生パイは、ナッツxパイの最高のマリアージュを味わる至極の銘菓です。
自社製の落花生蜜煮を白餡と合わせた特製の餡は、独特のコクとまろやかさが感じれる同メーカーのこだわり。原材料の落花生は千葉県産の「千葉半立」「ナカテユタカ」の2種をブレンドし風味や歯ざわりを追究しているそうです。また、パイ生地はバターにもこだわり、マーガリンやショートニングなど使わず100%バターを使用しているため、芳醇な香りと生地の美味しさが味わえます。単品価格 216円とお手頃なのも嬉しい。
公式HP、公式楽天ショップ、千葉県内の店舗で購入することができる。
きぬの清流|栃木
パイとクッキーの合いの子のような食感が楽しめる、日光国立公園の銘菓「きぬの清流」。
バターなどの油脂を一切使わずに小麦粉と砂糖を卵で練り上げた生地を焼き上げた和風パイクッキーで小豆餡をサンドしています。
栃木県日光市の鬼怒川温泉の店舗のほか、楽天ショップでも購入することができます。
気になるりんご|青森
アップルパイは実は、イギリス発祥の食べ物ですが、日本ではパイといえばアップルパイと思い浮かべるほど馴染みのあるパイではないでしょうか。
パイといえば、アップルパイ、アップルといえば青森!こんな最高のコンビでお菓子にしたのがラグノヲさんより製造販売する「気になるりんご」。
青森産「ふじ」をシロップに漬け、まるごと1個パイで包み、瑞々しい食感を残したまま焼き上げたまさに「そのままりんご」パイ。ネーミングの気になるは木になるをかけているそう。
青森県外であればオンラインで購入できる。ラグノオ公式ホームページのほか楽天ショップでも販売しています。
ミルフィユ|東京
パイ生地を何層にも重ねてその間にクリームなどを挟んで作られるミルフィーユは、フランス語でミルは「千」、フイユは「葉」を意味します。
ミルフィーユで有名な銘菓といえばといえばフランセのミルフィユ。様々なフルーツの味があり、上品でレトロなパッケージももらって嬉しいギフトとしておすすめです。
都内に実店舗があります。また、公式HPや楽天ショップでも購入することができます。
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