いきなり団子 - 長寿庵 旅する銘菓
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いきなり団子

「いきなり団子」は、輪切りにしたさつまいもを小麦粉の生地で包んで蒸した素朴な郷土おやつ。県内一のさつまいも(からいも)生産地・大津をはじめ、阿蘇山麓周辺地域では、火山灰の影響でさつまいもの栽培が盛んなため、菊池平野や熊本平野の農家では、さつまいもを収穫する秋の農作業の間に食べるおやつとしてよくつくられていた。「いきなり団子」の「いきなり」というのは、熊本弁で「簡単・手早く・すぐに」などという意味で、短時間で簡単につくることができるほか、急な来客の際でもすぐに出せるというのが名前の由来といわれる。

出典:農林水産省Webサイト

皮の生地には小麦粉とだんご粉(と塩)が使われているが、米が貴重な時代は小麦粉のみで作られた。数10年前から中の具に小豆あんが入るようになったがホクホクのさつまいもに、小豆の餡の甘味、生地の塩味が合うと人気で、今はこちらが主流になっている。さらに最近は生地にヨモギや黒砂糖を混ぜたり、きなこをまぶしたり、また具にも紫芋を使ったり、栗やくるみが入ったりと少しずつバリエーションが増えている。本来は出来立てを食べる温かいおやつだが、冷凍したものを半解凍で食べる冷やしいきなり団子なども登場した。

長寿庵

住所: 〒860-0047 熊本市西区春日7-19-15|HP

長寿庵は「ふるさとを、届けよう」をコーポレートスローガンに、「長寿庵のいきなり団子」を代表とする和菓子を販売する熊本のお菓子メーカー。「郷土のお菓子を、より美味しく、よりお求めやすく、多くのお客様に」を愚直に追求し、全国のお客様においしさを届けている。熊本に古くから伝わる伝統の和菓子いきなり団子の製造販売・お取り寄せを行っている。
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